busy oneself

まったりと、一喜一憂な日々を、おぼえがき。

江戸宵闇妖鉤爪

初めて観る歌舞伎が乱歩歌舞伎となりました。
永田町駅からテクテク歩いて、最高裁判所の脇を通りながら国立劇場へ向かう。

無事に劇場内に入り、とりあえず席に座り落ち着いてみる。席としては、なかなか良い感じの場所で良かった良かった。昼食は一瞬悩むが、茶巾弁当を確保(美味しかった〜)。歌舞伎初心者としては、イヤホンガイドはあったほうが良いらしいので借りておく。あと、プログラムも買っておく。台本も売っていたが買わずに我慢。

開演時間が迫ってきたので、イヤホンガイドのスイッチを入れつつ、いざ観覧。第一幕第一場を見て早々、思ったのがイヤホンガイドがあって良かったということ。ガイドさんの丁寧な説明に助けられながら、観ることができた。でも残念なのが、場面的に盛り上がった時に、ガイドさんの声とセリフ・音がカブってしまい、せっかくのガイドさんの説明が逆に邪魔になってしまうのが勿体無い……。

初心者のせいか、一種独特な世界に入り込めないうちに物語が進んでしまった感があったけど、だんだんと独特な世界にも慣れてきたのか、グイグイと世界に入っていくことができた。とは言っても、読んでいた原作とガイドさんの説明を手がかりってな感じだけど……。ともあれ、面白かった〜。想像していたよりも歌舞伎としての難しさがあったけど、原作のアレンジと解釈の仕方が、良い意味で予想を裏切ってくれたし。って、もしかしたら「乱歩歌舞伎」だからなのかもしれないけど。

今度、機会があれば、別の歌舞伎を観てみたいところ。